天井高3.6mの開放感 「Urban Resort 若林 Part Ⅵ 624」

路面電車の世田谷線が見られる「若林」駅から徒歩4分、ローカルな雰囲気がある「松陰神社前」駅からも商店街を通り抜けて6分と、駅を使い分けられる好立地な場所に位置した、松陰会舘が管理する物件。築30年の、もともとは12㎡ロフト付き、3点ユニットの水周りだった小さな2住戸を、戸境壁を解体して繋げ、2戸1化した24㎡のワンルームに改装しました。

お部屋のコンセプトは『Rough & High Ceilinged Room』。ロフトや天井を解体することで、柱・梁・勾配天井現しの天井高3.6mあるダイナミックなお部屋となりました。床は、堅くて丈夫なアカシアの無垢フローリング貼り。木材特有の節や色むらで、ランダムなリズム感があり、明るめの色合いなので、温もりも感じられます。キッチンは壁付けタイプのミニマルなステンレス製。キッチン下は、フリーにしたことで籠や箱を自由にカスタマイズできるかたちに。そして、ダイニングの照明にも一工夫を施しました。ガスパイプを部屋上部に横断させ、ペンダントライトを巻きつけたデザインにして、テーブルの位置やインテリアの使い方に合わせて移動可能にしました。これは、ガス屋である松陰会舘の真骨頂「ガス管」を使った造作です。収納は、潔くガス管で製作したハンガーパイプのみで見せる収納にし、水周りも広く使用できるよう、お風呂・トイレを分け、独立洗面台も設置しました。

OUTLINE

所在地
東京都世田谷区若林
用途
賃貸住宅
構造・規模
木造・2階建て2階部分の1室
面積
24㎡
築年
1987年1月(リノベーション工事完了2016年10月)
設計・施工
松陰会舘

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